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レビュー

手軽に良い音が楽しめるデジタルオーディオプレイヤーエントリーモデル「NW-A30」

2017-08-30 mi2_303
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スマートフォンで音楽を楽しむというスタイルは、当たり前になったように思う。しかしながら、もっと良い音で楽しみたいという層は、専用のDAP(デジタルオーディオプレイヤー)を利用していることが多い。

DAPは、果たしてスマートフォンとどう違うのだろうか?

今回は、ソニーのハイレゾウォークマン「NW-A30」シリーズの中で「NW-A35」をチェックしてみたいと思う。

NW-A35は16GB内蔵メモリを搭載する本体のみで、このほかにノイズキャンセリング付きハイレゾ対応ヘッドホン「MDR-NW750N」が付属し、16GB、32GB、64GBの内蔵メモリを搭載する「NW-A35HN」「NW-A36HN」「NW-A37HN」がある。

さらにカラーバリエーションとして、・シナバーレッド・ビリジアンブルー・チャコールブラック・ライムイエロー・ボルドーピンクの5色があり、使い方に合わせて好きなモデルが選べるのがこのシリーズの良さだ。

ハイレゾオーディオ再生に対応したウォークマンのAシリーズは、再生コントロール用のハードウェアキーを搭載したものだったが、NW-A30シリーズは操作系をタッチパネル操作に一新。再生コントロール用のハードキーはなくなったわけではなく、側面に配置している。

また、薄型だった本体が厚みを持つようになりコンパクトさというメリットは薄れたが、その分が音を良くするための回路設計にいかされているのであれば納得がいく。実際に出力が上がり、低音のしまりが良くなったように感じるようになった。

さらに良い音を追い求めると、数万~数十万もするポータブルアンプやハイエンド機種があり、まさにこの道にハマると抜け出せない「沼」も待っている。

NW-A35は、従来のMP3やAAC、WMAや192KHz 24bitのWAVやFLACファイルの再生にも対応するほか、新たにDSDファイル(2.8/5.6/11.2MHz)の再生にも対応する。なおDSDファイルはリニアPCMへの変換再生となる。

さて、NW-A35の使用感だが、本体に厚みがあるため以前のように上着やパンツのポケットに入れた時の存在感が増したことにどうも違和感があった。ところが、それもすぐに慣れるようになった。

また、大きくて押しやすいサイズの側面のボタンだが、曲送り・戻しボタンに挟まれた再生ボタンの位置がわかりづらいのではないかと思ったのだが、これにも慣れるものでおもったよりも早く目でボタンの位置を確認することなく操作できるようになった。

一方、タッチパネル操作だが曲数が数千曲にも及ぶとリスト表示に待ち時間が少し発生し、スクロールが指先の操作に着いてこない。この操作感には残念な感じがするだが、スクロール時にアルファベットや50音検索で目的の位置までスキップできるので使い方次第といったところだろうか。

タッチパネル搭載で良くなった機能は、プレイリストの入力にスマートフォンのような入力が可能になった点だ。これなら、わかりやすいプレイリス名を入力して管理したくなるというもの。

このタッチパネル操作に関しては、最近の高性能なスマートフォンの方が使い勝手が良い。では、なぜスマートフォンではなくDAPを使うのか?DAPと便利なスマートフォンの違いは何なのか?

一つは、オーディオ用に専用設計された基板設計により高音質で音楽が楽しめるところ、そして30時間を連続再生時間ができること。

至ってシンプルな理由だが、ノイズ対策やアナログアンプ回路、音の再現性などにこだわったDAPはスマートフォンに比べて音が良い。単純に高音が出る、低音が出るというのではなく、音の分離や押し出しのパワフルさがある。もちろん、それらを実感するにはヘッドホンやイヤホンのグレードを上げる必要があるのだが、そこも含めて楽しんで欲しいところだ。

また、ウォークマンやXperiaなどでお馴染みの圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE HX」や、低域をアナログアンプのような特性に近づける「DCフェーズリニアライザー」なども、気持ち良く音楽を楽しむための機能として良くできている。音の好みが分かれるが「Clear Audio+」は、デジタルならではの音作りで古い音源を今風に聴かせる機能も搭載する。

なお、スマートフォンも音質に重点を置いた製品が出始めているため、DAPとの音の差は縮まる傾向にある。

連続再生に関しては、往復2時間の通勤での利用であれば2週間は充電せずに利用できる。しかし、これはNW-A35がスマートフォンより優れていると言うより、スマートフォンで音楽を聴いていた分の電力消費を外に逃がすということで、双方の良さを活かせるというメリットであると捉えて欲しい。

音楽や写真は趣味の世界でもあるため、楽しみ方は十人十色だ。手軽に楽しみたいという考えもあれば、最高級のものをという考えもあるだろう。

ハイレゾオーディオプレイヤーとしてエントリーモデルとなるNW-A30シリーズは、スマートフォンにはない音の良さと手軽さをもつ製品なので、ワンランク上の音とはどんなものなのだろうか?と興味を持ったら是非試してみて欲しい。

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